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YNSA(山元式鍼頭鍼療法)創始者セミナー参戦記


山元先生の芸術のような施術とお人柄にノックアウト!

基礎からじっくり学びたーい!!!



こんにちは!沖縄県那覇市久茂地で痛みのない優しい整体と鍼灸で心と身体のバランス調整のお手伝いをしている治療院ナチュラルの宇座です。



伝えしていた通り、2月18日(火)・19日(水)に開催されたYNSAセミナーに参加してきました。
飛行機の関係上前泊・後泊が必要となり、17日(月)午後~20日(木)午前まで三泊四日の遠征となりました。

今回のセミナーについて軽くまとめてみたいと思います。



YNSAとは


そもそもYNSAとは、Yamamoto New Scalp Acupanctureの略称で、頭への鍼が特徴的です。


宮崎県の医師「山元敏勝」先生によって考案されたこの技術は、残念なことに日本ではあまり知られていませんが、世界ではすでに数千人の医師が実践する非常に有名な治療法です。脳梗塞・脳出血・麻痺等の中枢性疾患・腰痛・肩こり・膝の痛み・しびれ・めまい・耳鳴りなどの様々な疾患に非常に有効なことが、世界中で認められています。
YNSAの優れた効果は世界中で認められています。ドイツでは、整形外科を始めとして麻酔科、内科など多様な診療科の医師が実践し、ブラジルでは山元先生の名前を冠した病院がブラジル政府の国費によって建てられています。
(YNSA HPより)



よくありがちなんですが、山元先生やYNSAは海外での評価が高く、ブラジルのように国を挙げて取り入れる国もあり、毎年多くの医師たちが宮崎に学びに来ているそうです。
一方我が国は中々西洋医学以外が認められない風土があり、この7~8年でようやくその凄さが広まりつつあるようです。


当院でも問い合わせなどで過去数回「山元式の頭の鍼はってないか?」と聞かれたことがありました。
しかし、自分が学んでみようとは思っていなくて、そういう問い合わせにも丁重にお断りしていたんです。


ところが、忘れもしない昨年12月30日。
操体法関係で一度お会いしたことのある先生がご自身のFBでも投稿で、YNSAを学び始めて一年弱云々と書かれていて、かなり使い込まれていらっしゃるように思っていたその方のYNSAがなんと一年未満でそんなに成果を上げていたんだ!と驚き、自分もイチから学んでみたいと思い立ったのが今回のセミナー参加に繋がったんです。




山元敏勝先生


大学卒業後アメリカで麻酔、ドイツで婦人科の研鑽を積み、帰国後故郷宮崎で開業され、昭和43年から鍼も取り入れ始められたそう。←ワタシの生まれる一年前です!!
その5年後からYNSAを始められ現在に至り、たしか90歳くらいになられるとのこと!
そのお年でもいまだ現役で治療にあたられています。

今回はYNSAのやり方を学ぶセミナーではなくて、山元先生にお会いし、臨床を見せていただき、お話もお聞きしたり質問したりする場です。

お会いする前から写真で拝見する限り満面の笑みを浮かべている印象でしたが、お会いしても全く変わらず、そのお人柄にノックアウトです。
それだけでも遠征した甲斐はあったと思います。

初日ほぼ全員がツーショット写真をお願いしていたので、翌日にお願いしようと思ってたらすっかり忘れてしまい、最終日にお帰りになる先生を呼び止めお願いしました(汗)

先生の右手はドイツ人の奥様としっかり繋がれていました^^




芸術的な施術


実際の臨床でどんな症状の方がいらしていたかと言いますと、近くに住む70代の腰痛の方や手足の痛む方、交通事故に遭った若者、小児麻痺で本州から泊りがけで来た方、パーキンソンで手の震えのある方などなど。

お一人お一人に状態を聞き、手の合谷というツボの反応を診、それから治療点を導き出し、時には足のくるぶし辺りを探り、変化が出なければ通常のやり方の反対側への鍼をやってみたり。
そして、また合谷の変化を探り、耳の裏への鍼をやってみたり・・・ととても丁寧に診ておられた。

時間にすると一人に対して10分位なんですが、同じ合谷というツボを触るにしてももの凄く細かく診ておられ、読み取る情報量が半端ないと感じた。
ここが大きな違いになると想像できました。正確にツボを取り、そこからどれだけ読み取れるのか・・・肝に銘じたいと思います。


そして、合谷診で左右の反応を探り治療する側を決めるはずが、反対側に刺鍼されたりもありました。
それはきっと、膨大な情報から瞬時にいろんな判断をされているということだと感じました。
まさに、アートの領域です。

それをそのままマネしようにも絶対に上手くいかないと思うので、一年通して行われる初級→中級→上級セミナーを受け、しっかりと基礎から学びたいと強く思います。

もし、実現したら操体法を学び始めて以来の大きなスタートですし、鍼に関して言えば、開業前に東京でスポーツトレーナーの先生に学んで以来のことです。
新たなチャレンジにドキドキしますが、募集開始から3分で埋まってしまうらしい狭き門を突破できますように・・・。




全国から集まった受講生


初日が終わった時点で集合写真を撮りました。


関東を中心に仙台や関西、四国など各地から30名以上参加されてました。全く初対面の方ばかりです。
でも、話してみると共通の知り合いのいる方も数人居たり、同じ鍼灸学校の卒業生や現役学生も居られました。
また、鍼灸師がほとんどでしたが、ドクターも数名いらしてました。


質疑応答の時間に実際に先生に診断と鍼もやってもらいました。
さすがに全員と言う訳にはいかないので、この時ばかりは前に前に出て合谷診から頭やくるぶしへの鍼をやってもらいました^^



山元先生の臨床風景、クリニックのスタッフさん、全国から集まった熱心な受講生の方々など学びの多い楽しい二日間でした。
この二日で見たこと感じたことを日々の生活や臨床に活かしていきたいと思います。

継続して学べるように、まずは4月からのセミナーに参加できるように応募頑張ります(^^)


セミナー以外の宮崎の食や風景編もできることなら書いてみたいと思います。
でも、明日明後日も忙しく、期待しないでお待ち下さい。




お知らせ

23日(日)24日(月)と連休になります。

エネルギー療法のセミナーに参加するので、こちらも後日報告したいと思います。




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