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本番直前! ~舞踏家の方の肉離れ、股関節痛へ整体の症例~


無理なストレッチは止めて楽な方向へ動かそう!
 

慢性的な股関節痛に効く操法はこれだ!!


こんにちは!沖縄県那覇市久茂地で痛みのない優しい整体と鍼灸で心と身体のバランス調整のお手伝いをしている治療院ナチュラルの宇座です。
 

バレエスタジオを持たれ生徒さんへの指導の他に、振り付けや舞踏家としても活躍されている方(50代女性)が前回から2ヶ月ぶりに来院されました。
(昨年4月の記事の転載です)




 

2週間前に肉離れ起こすも、当院休診日で・・・


今月末にジョイントリサイタルを控えて稽古に励む毎日を送られているそうですが、2週間前の日曜日に右のふくらはぎを傷め急遽予約のお電話をいただいてたんですよ。でも、その日は休診だったのでワタシは診ることができず。
 

他の院に行かれ鍼治療を受けたらしいのですが、いまだに痛みが引かないようです。受傷直後はとても動けなかったようで、肉離れしていたと思われます。
今は動けはしますが立ってるだけで鈍痛があり、踵を上下させると痛みが響くそう。


全体の調整に入る前に以前福岡でのセミナーで中里先生に教えていただいた肉離れの手技をやってみると立っての痛みはなくなり、踵を上げ下げした時の痛みもかなり軽減。ご自身でもできるようにやり方もお伝えしました^^


あの時診ることができていれば痛みを引きずらなくて済んだのになぁ。タイミングですよね(~o~)


ガンコな股関節の不調には


前回もそうでしたが、今回もメインは股関節の痛みと可動制限です。

普段お困りの状況をお聞きすると、車に乗って座るだけで痛い(股関節を屈曲位)、ストレッチで開脚ができない(床に座って開脚120°で痛みが出る)など。



仰向けでの検査では左右とも屈曲90°程で詰まってしまうし、立てて揃えた膝を右に倒すと15cmほど浮いたとこで止まる。特に左股関節がキツい。


今回やった操法の中では一度半身になって下半身をワタシが押さえ固定したまま上半身のみ仰向けに戻す膝倒しの変形バージョンが凄く効いたようです。

「あ~、ここ、ここ!いつも詰まるところが伸びて凄く効いてる~!!」

と至福の表情でした。

さらに、その変形バージョンも繰り出すと、

「あ~、さっきとはまた違うとこに効く~!!!」

とこれまた至福の表情です^^

右への膝倒しが2cm程へ改善し、この方のツボはこれか!とわかった次第。

まあ、”今回は”って話かもしれないけども。


股関節への”足伸ばし”操法で身体の持つ法則性を伝える


仰向けで股関節を屈曲(胸の方へ膝を曲げる)すると右は30°程改善するも、左は10°程の改善に留まっています。


そこで、自分が足伸ばしと勝手に命名し使っている操法を繰り返し、かなり深く曲がるように。これシンプル過ぎてオリジナル操法と言えないんですよね^_^;普通に使われてると思うし。


でも、身体が行きたい方向へ(嫌がる動きの反対に)動かすと整って来るよ~って言う操体法の原則(というかそれ以前の身体が持つ法則性)をとってもわかりやすく利用した操法なんで、クライアントさんへ身体の持つチカラ・法則性を伝えたい時にも多用してるんです。

前回もやったし、終わってからセルフケアとしてのやり方もお伝えしました。


バレエとかやるには通常だと考えられない動きすると思うんですよ。練習前後のストレッチとかも凄いはず。

でも、それで身体を傷めてることもあるかもしれない。であれば、痛いとか詰まる動きがあれば逆に動かすという根幹のことを思い出してもらって、身体に優しいストレッチをやってもらえるとメリット大きいと思うなぁ。


9日後の本番へ向けて益々稽古に熱が入るでしょう。普段は駆け込まないで欲しいと思ってますが、こういう時は別です。不調があればいつでも駆け込んで来て下さいね~(^^)/
できる限り万全に近い状態で舞台に立ってもらいたいと思ってます。



 


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